Googleって疑問が融ける音みたい

3階を、エレベータが、「さんがい」と言うのに、違和感があった。
私の主張をまとめると、

  • 4階は「よんがい」じゃなくて「よんかい」と読む。
  • 3回も「さんがい」じゃなくて「さんかい」と読む。
  • だから、3階も「さんかい」と読むに決まってるじゃん、ねえ?

ということだったのだが、
ぐぐってみると案外簡単に答は出、私が浅かったことがわかった。
http://www.google.com/search?hl=en&c2coff=1&q=%22%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8C%E3%81%84%22+%22%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%8B%E3%81%84%22+%E9%9A%8E&btnG=Search&lr=lang_ja
3階は「さんがい」と読むほうが、正統というか、伝統的であったのだ。
上の私の疑問にも、はっきりした解答があった。

  • 古い日本語では、ンの次にカ行は言いにくかった。そこで「さんかい」は「さんがい」と濁った。
  • ではなぜ 4階は「よんがい」でないかというと、この読み方が新しいから。昔は「しかい」と読んでいたのだ (不覚にも気づかなかったが、そのほうが音読みで統一されており、自然だ)。
  • 「3回」も、比較的新しい言葉であり(江戸末期だそうだが)、その頃の日本人は、すでに、ンの次にカ行だからといって、濁らせる必要性を感じなかった。だから3回は「さんかい」。


しかしこれって、文化庁が経年調査をしているほど、メジャーな問題だったのね。