英語ではYes,Sir(違

ここ南葛市(仮名)地方の方言は、優しい耳当たりなので私はおおむね気に入っている。
中でも私のお気に入りは「はいね」。
「はい」に、念を押す終助詞「ね」が付いたものだ。
初めて聞いたときは「なんで『はい』に『ね』が付いてるんだw」と大いにウケタものだが、
慣れてくると柔らかくていい響きではないか。
南葛人に聞くと、「え、東京でははいねって言わないの」と驚くだろう。
絶対言わない。でも、なぜだろう?「はいよ」ならアリなのにね。
この「はいね」の使い方で特筆すべきは、泣く赤ん坊をあやすのに使われることだ。
たぶん、この地方の赤ちゃんが生まれて最初に聞く方言だろう。
「はいねー、はいねー」と呼びかけながら赤ちゃんをあやす新米お母さんたちが、産科病棟の名物風景。