ストレイテナーとカウボーイビバップ (3)

samalyota2005-08-28

3. Andy

"Traveling Gargoyle" は、2003年10月、ストレイテナー東芝EMIに移籍し、いわゆるメジャー・デビューを飾った、記念すべき曲だ。
この歌の歌詞は、ストレイテナーには多い、物語性を帯びたファンタジックなもので、
なんとホリエアツシは、同じ着想で小説も書いている。
http://www.straightener.net/words/2003/02/12/104709.php
(以前はこの後にナカヤマとのリレー小説が続いており、話が転がりまくってそうとうに面白かったのだが、どうやら消されたらしい。)
この、ガーゴイルが夜に飛ぶという発想のもとになったのは、
"Night of the Gargoyles" (邦題「夜がくるまでは」) という絵本だ。

Night of the Gargoyles

Night of the Gargoyles

しかし、この絵本の中に、Andy という名前は出てこない。
"Traveling Gargoyle" の主人公 Andy の名は、
おそらく、やはり、ビバップから採っている。
Andy は、ビバップの Session 22 「カウボーイ・ファンク」 1話にだけ登場した脇役でありながら、強烈な印象を残す「カウボーイ」の名だ。
そう、名前だけ。ガーゴイルとは、何の関係もない。