で、(2)

「外来お越しの **様」
というアナウンスがうちの病院では流れるが、
「外来お越しの **様」のほうがいいと思う。
(さらに言えば、お越しのの意味は来の字に含まれているので、
単に「外来の **様」とするのが最も正しい。)
「で」は漠然と付帯状況を表せるので、上のような使い方もまちがいではないのだろうが、なるべく曖昧さの少ない助詞を使うべきだと、私などは思う。
しかし世間では、まさにその曖昧さゆえに、「で」は好まれ、勢力を拡大しているようだ。
「..のほう」の濫用などと同じセンスだ。要するにセンスが悪い。